アート案内
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大学教授でありグラフィックデザイナーでもある青木陸祐氏の作品。患者さんや障碍者の方と接する中で感じた命の尊さや自然の美しさ、アニミズムのようなものを作品に込めらながら、受け取り手に重い印象を与えすぎないよう、造形とメッセージ性との調和と葛藤中で生まれた作品。どことなく重みを感じながら、スタイリッシュで美しく、内側から温かみを感じることができる。
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脳内出血で倒れ、右手足に麻痺が残る中、絵手紙制作を続けてこられた鈴村正明氏の作品。病にみまわれる中で、作風を変えながら、生きている証として描き続けている。坂村真民さんの詩に込められた思いをくみ取ることができる。
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様々な土地を訪れ、その風景を水彩画や油絵で描いてこられた三木日出夫氏の作品。岡山市の犬島に残る風景が水彩画の表現により、廃炉となった景色の儚さと島の静かな佇まいが感じられる。
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力強いタッチで印象的な作品を多く残してこられた鈴木立海氏の作品。距離をとって観ると近くで観たときとは違った印象を与えてくれる。力強さの中に繊細さを感じることができる作品。
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瀬戸町で医院をされている吉井康哲氏の写真作品。各地の自然な風景を様々な技法で、より美しく見えるよう撮影された写真作品。瞬間の情景の中に時間や空間を感じることができる。
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植物の絵を描かれている後藤敏恵氏の水彩画作品。
「花は花らしく、葉っぱは葉っぱらしく」描くことを意識されており、植物の持つそれぞれの持ち味が表現され、自然の力が感じられる作品。 -
抽象画を中心に岡山の地で多くの作品を残された松岡太六氏の作品。タイトルの「館」に対する心理的感覚や感情が感じられる。この作品の他にも「館」テーマにした作品を多く描いており、どれも違った印象をうけることができる。